青春18きっぷの使い方・参考資料 2。
青春18きっぷのルールの詳解〜特急やグリーン車等が乗れない理由〜
青春18きっぷの「普通列車乗車券」という表示は、
運賃以外に料金を必要とする種別や等級では無効となる乗車券
という意味になります。そこで、このことを詳しく考えて見ましょう。
JRの列車種別。
JRでは、列車種別として大きく分けて以下の二つに分けております。
- 急行列車
- 利用時に運賃の他に「急行料金」を要する列車。
急行列車の中でも特に格上のものを「特別急行」すなわち特急として、料金も特別な「特急料金」を課します。
新幹線もその意味では"特急"なのですが、東海道新幹線開業時に『ひかり』が「超特急」という更に特別な種別として扱われ、「超特急」が廃止されてからは代りに「新幹線」という言葉が種別を表す言葉のように使われるようになりました。
このため現在では「特急」とは在来特急を表すと言うニュアンスが伴うようになり、青春18きっぷの「特急(新幹線を含む)を除く」という表示も単に「特急を除く」だと「在来特急はダメでも新幹線なら乗れる」という誤解を与えないために強調してのものと言える訳です。
いずれにしても、新幹線・特急・急行は乗車時に運賃の他に新幹線特急料金・特急料金・急行料金が課され、青春18きっぷでは乗れないと言うことになっているのです(ですから、例え特急であっても料金を課さなければ利用できる訳で、北海道の石勝線などの特例はこれによるものです)。
- 普通列車
- 利用時に急行料金が課されない列車。
普通列車の中でも停車駅を減らすなどして速達性を高めた列車を「快速」と呼びます。
この快速の速達性をさらに高めた列車として「通勤快速」「特別快速」「新快速」等が各地で運行されております。蛇足ですがJRでは速達性で「快速」「急行」「特急」の種別分けを行っているのではなく、列車の運行で生ずる経費を回収するのに料金が必要かどうかで種別分けしているのです。
しかし、状況によっては、急行料金を課したくても課せない場合もあって、本来なら急行に使うような車輌でも快速列車として運行せざるを得ない場合もあります。
いずれにしても、これらの普通列車・快速列車は例えどんなに速くても、どんなに豪華な車輌であっても、急行料金を課されない限り急行料金無しで利用することができると言う訳です。
JRの車輌等級。
現在のJRでは、座席車と寝台車のどちらも二等級制をとっております。寝台車の場合はA寝台・B寝台ともに寝台料金を必要とし、料金の必要な等級と言えます。座席車の場合はグリーン車と普通車(普通列車ではない)に分かれており、グリーン車は利用時にグリーン料金を課され、料金の必要な等級と言えますが、普通車は特に料金を課さないため、青春18きっぷで乗れる等級と言うことになります。
指定席料金や乗車整理料金はなぜ許されるのか。
運賃以外の料金を課する列車が使えない青春18きっぷにあって、なぜ指定席料金や乗車整理料金を要する列車が許されるのでしょうか。これらの料金に共通していることは「着席を保証するための料金」というものです。つまり種別や等級の料金とはまた別な意味合いの料金なのです。従ってこれらの料金が青春18きっぷでの利用を禁ずることは無いのです。
- 尚、平成17年度からグリーン車も自由席に限り、グリーン料金別払いで利用可能になりました。