琉球新幹線と並行在来線(奄美本線・琉球本線)

6. 琉球新幹線の並行在来線(奄美本線・琉球本線など)用の車輌について。(平成20年 5月18日 更新)

琉球新幹線の並行在来線(奄美本線・琉球本線など)に充当される車輌についての解説です。

琉球新幹線の並行在来線(奄美本線・琉球本線など)用の車輌について・目次。

6.1. 琉球新幹線の並行在来線(奄美本線・琉球本線など)用の車輌の概要。(平成20年 5月18日 更新)

琉球新幹線の並行在来線(奄美本線・琉球本線など)用の車輌には、

名護-那覇間を除く地下・海底区間
R71系長距離型交流電車
名護-那覇間の地下在来線
R11系通勤型直流電車
地上電化区間
R73系近郊型交流電車
地上非電化区間
キハR40系近郊型・急行型気動車

をそれぞれ用意します。

在来線用車輌のデザインは全て

  • 20メータ級の 3ドア車
  • ステンレスボディに黄色の太い帯

に統一するため、一部を除いてどの車輌かは走行場所で判定する事になるでしょう。

6.1.1. 海底在来線の車輌について。(平成20年 5月18日 差替)

6.1.1.1. R71系長距離型交流電車。(平成20年 5月18日 差替)

R71系電車は海底在来線対応で新幹線対応規格の 3ドア車輌、交流60ヘルツ25,000ボルト専用でATO搭載、CS-ATC対応となります。

  • 非常時に新幹線が並行在来線区間を利用したり、並行在来線専用駅から団体列車や臨時列車を出すなどと言った運用が可能になるように、地下並行在来線(西之表-名護間)は新幹線対応規格サイズとなります(地上は在来線規格サイズ)。
  • 新幹線対応規格とは、新幹線車輌と同一サイズの車両か、ミニ新幹線車輌(東日本400系及びE3系)のように新幹線区間での走行及び客扱いが可能な車輌です。
  • R71系のATOは、障害が殆ど無い地下・海底区間で適用されるため、無人運転も可能となっており、このため乗務員はワンマンでも走行中に運賃収受・運賃精算などの業務も可能になります。

那覇-名護間以外の全電化区間対応ですが、奄美本線及び琉球本線海底線用で最高時速は130キロ、二輌編成で転換シート(一輌には上位クラス席"アッパーシート"あり)のワンマンカーです。

尚、屋久島-奄美大島間の特別快速『とから』に対しては、荷物車クニR71とアッパーシート無しの普通車クモハR70の二輌編成となります。

  • 車検の場合には、通常編成が代行しますが、この場合もアッパーシート付き車輌が荷物車代わりとなります。
6.1.1.2. 海底在来線の車輌についての問題点。(平成20年 5月18日)

海底在来線専用の車輌として、上記のようにR71系電車を提唱しておりますが、交流電化では単行運転は不可能との事で、従って最低でも二輌編成となります。

しかしながら、海底在来線は乗客数が極端に少ない事が予想され、青春18きっぷ通用期間でもない限り一輌でさえ供給過剰と予想されます。

また、単行運転の可能な直流電車や気動車ですが、海底区間である事と在来線には新幹線の予備レーンの意味がある事から導入は不可能です。

結局、海底在来線を運営するとしたら、以下のいずれかとすべきでしょう。

客車列車とする
客車を電気機関車を導入して牽引します。

この場合、車内はディーゼル発電ではなく架線から給電します。

これなら、単行でも運用可能です。

しかし、欠点として電車より重い電気機関車がレールにとって負荷となる事が予想されます(一日数往復程度ですが、やはりレールの寿命を縮める恐れは否定出来ません)。

また、ワンマン運転は不可能で、そのため人件費が掛かります(海底での勤務のため危険手当が必要となり、地上での営業以上に人件費が掛かります)。

貨物列車の一部を在来線経由にして、それに客車を併結する
貨物列車は貨物電車を用いて新幹線を走行する事を想定しておりますが、一部列車を在来線走行とし、その列車に乗客扱いの可能な車輌を併結します。

このような運用はかつて上武鉄道日丹線で行われた事がありますが、JRでは会社が別と言う事から行われていません。

この場合、車輌は乗客用車輌も含めて貨物鉄道がメンテナンスを行い、乗務員は車掌のみ旅客会社が用意する事となります。

二輌編成のうち一輌を荷物車とする
貨物会社から荷物を移転して輸送します。

この場合は、二輌とも旅客会社がメンテナンスを行います。

乗務員は乗客向けはワンマン、荷物車には貨物鉄道の乗務員が乗務する事になるでしょう。

6.1.1.2. 琉球鉄道R11系通勤型直流電車。(平成19年 7月20日)

琉球鉄道R11系通勤型直流電車名護-那覇間専用車輌で、最高時速120キロ、ロングシート二輌編成(一部三輌編成あり・組合せで最大六輌まで運用可)の都市型ワンマンカーで、料金箱・整理券発行機などのワンマン設備及び化粧室は設置しておりません。

また、琉球鉄道キハR40系近郊型・急行型気動車を最大一輌併結して走行する事も可能です(この場合キハR40系はエンジンを止めて駆動車として扱います)。

  • 車輌は以下のようになります。
    二輌編成
    クハR11-クモハR10
    三輌編成
    クハR11-モハR10-クモハR10

6.1.4. 琉球鉄道キハR40系近郊型・急行型気動車。

で、ATO無しのCS-ATC非対応、最高速度120キロです。

  • R73系電車とキハR40系気動車は協調運転も可能です。また、線区が限られますが、R71系電車及びR11系電車との協調運転も可能です。

座席はセミクロスのワンマン対応となります。

但し、

のキロハR40系急行型気動車は転換クロスシート(上位クラス席"アッパーシート"あり)・ワンマン対応で、他の車輌との区別のため、車体の黄帯の上に

  • 『くにがみ』『おおすみ』用は赤
  • 『宇宙』用は紺
  • 『せとうち』用は青

の細い帯がつきます。

  • 新大隈線電化区間はR73系二輌編成(一部三輌編成あり)
  • 新大隅線非電化区間, 種子島線, 奄美本線奄美大島地上線及び国頭線はキハR40系単行編成

となります。

6.1.5. 車輌の廻送について。

を海底トンネル区間を通じて廻送する際には、二輌のR71系近郊型交流電車に挟んで付随車として走行させる事で、最大二輌まで運ぶ事が出来ます。

6.1.6. 普通車の上位クラス席"アッパーシート"。(平成18年 7月23日)

転換シートを採用している

では、座席のうちの 8座席を上位クラス席アッパーシートとします。

アッパーシートは営業上普通車扱いですが、製造上はグリーン車扱いになるため、型番には「クモハR71」「キハR40」など「ロ」が付きます。

  • 導入予定はありませんが、グリーン車はアッパーシートより上位と見なし、本土JRで廃止された「イ」が型番に付く事とします(例:サイR75など)。

アッパーシートは普通車のシートピッチと幅を拡張したもので、特にシートピッチは通常のシート(レギュラーシート)の二倍以上の回転式リクライニングシートで、航空機の座席のようにレッグレストも付きます。

これらの車輌では、

  • レギュラーシートは20席
  • アッパーシートは 8席

の合計28席となります。

尚、アッパーシートは営業上は普通車扱いですので、自由席運用では特別料金無しで先着順に着席出来ます。

6.2. 車輌基地について。

車輌工場は奄美市内の奄美車庫内に設置し、新幹線・在来線とも車輌の重要部検査や全般検査は全てここで行います。

  • 新大隈線に関しては、九州と共同利用出来る工場を建設する事も考えられます。

また、海底在来線の車輌運用について、以下の点に注意します。

  • 海底在来線は大隈佐多-奄美名瀬間と奄美名瀬-辺土名間の二区間で折返しますが、片道の距離はそれぞれ370キロ前後と210キロ前後で、往復だとぞれぞれ740キロ前後と420キロ前後となります。
  • つまり、重要部検査の期限となる60万キロ(鉄道運転規則第三十六条)には二年前後で達してしまいます
  • このため、奄美車庫・奄美工場に車輌を集中させ、なるべく廻送時間を減らして短期間で検査を終えられるようにする必要があります。


琉球新幹線と並行在来線(奄美本線・琉球本線)・記事一覧。

序論
各路線の経路及び運用
駅の施設
在来線・貨物列車の扱い
その他
付録