関西地方民鉄改善案。
4. 関西民鉄に鉄軌道式リニアモータカーの導入を。(平成20年 5月18日)
関西地方の民鉄の改善案で、鉄軌道式リニアモータカーを効果的に導入する案です。
鉄軌道式リニアモータカーの利点と導入方法。
鉄軌道式リニアモータカーは、従来の車上モータに較べて加速性と粘着性が高いと言う利点がありますが、建設コストが高いと言う欠点もあります。
しかし、従来の車上モータとの併用も可能で、従って特に車上モータでは走行が困難な区間にのみリニアモータを敷設すると言う方法で、速度向上とコストのバランスを取る事が出来ます。
尚、現在鉄軌道式リニアモータカーと言えば、車上にリニアモータの主要設備を設置する車上一次式が地下鉄などに導入されておりますが、これはコストこそ削減出来るものの速度性能は余り良くないため(地下鉄の場合にはトンネルが低く出来て掘削量を減らせると言う利点はある)、路盤にリニアモータの主要設備を敷設する地上一次式を導入します。
具体的な導入例。
- 阪神電鉄本線
- 各駅停車のみ起動加速度を上げるため全車電動車と言う高価な編成を起用しているため、編成が足りず、増発が困難になっております。
しかし、それだけの車輌を投じたとしても、バスにさえ及ばないのが実情で、車上モータの限界と言えます。
そこで、各駅の前後にリニアモータを敷設して起動加速度を向上させます。
巧くやれば、6キロ毎時毎秒以上に向上させる事が出来、そうすれば各駅停車が充分優等列車から逃げ切れるため速度差が縮まり、また、車輌もより低価格になるため必要な編成の調達が容易になり、増発も可能になります。
- 近畿日本鉄道大阪線
- 大阪府内はダイヤが過密で普通列車の本数が限られ、更に優等列車の通過待ちで極端な時間のロスが生じます。
更に、青山トンネルなど急勾配区間があり、その対策で車輌コストも掛かります。
そこで、大阪府内の駅の前後数百メートルと青山トンネル付近にリニアモータを敷設します。
前者は列車の流れをスムーズにし、後者の導入で従来のような勾配対策の重装備が不要になり、車輌コストの大幅な削減に繋がります。
- 南海電気鉄道高野線
- (和)橋本以北は平坦なので高速運転が可能ですが、以南は山岳線なので勾配対策が必要になり、平坦部での高速性と山岳線での勾配対策を両立させた高コスト車輌が必要になります。
そこで、橋本以南の勾配区間をリニアモータ化します。
こうする事で、速度向上と車輌コストの削減が期待出来ます。
まとめ。
以上をまとめると、鉄軌道リニアモータは以下の二つの場合に効果的である事が分かります。
- 列車本数の多い都市部
- 駅の前後をリニア化する事で加速性能を向上させ、全体の流れをスムーズにします。その結果車輌繰りが容易になり編成数の削減などが期待出来ます。
- 勾配の多い地方部
- リニアモータならでは粘着性により、使用する車輌への勾配対策が不要になり、車輌コストの削減が期待出来ます。
参考記事。
- 碓氷峠は鉄軌道式リニアモータカーで復活を
- 廃止された碓氷峠区間を復活させるために鉄軌道リニアを導入すると言う拙案です。
- 草軽鉄道復活・延伸案
- かつて軽井沢と草津を結んでいた草軽鉄道をやはり鉄軌道式リニアモータカーで復活させると言う案です。
- 東海道新幹線に鉄軌道リニアモータを
- 鉄軌道リニアモータの特徴を活かして、東海道新幹線に導入する事で加速性能を向上させて列車の流れをよりスムーズにすると言う案です。
- 山手線に鉄軌道リニアモータを
- 山手線に加速性能の高い鉄軌道式リニアモータを導入する事で車輌コストを長期的に削減すると言う案です。