鉄道をスポイルした新交通システム

新交通システムは鉄道をスポイルする以上のものではなかったのではないか。

1. お粗末な新交通システム

ゆりかもめや今は亡きピーチライナ(旧・桃花台新交通)等と言った新交通システムは、余りにもお粗末なシステムと思われます。

なぜなら、

  • 遅い
  • 狭くて設備が粗末
  • 他鉄道への乗入が不可能

と言う欠点ばかりが目に付くからです。

2. 新交通システムが鉄道離れを促進した?

かつて新交通システムが各地に国の補助で造成されましたが、余りに不便なため利用されず、それが鉄道離れを促進させたと思われます。

新交通システムを利用しないとなれば、当然クルマに流れます。

その結果、新交通システムと接続している鉄道線も当然利用されなくなります。

  • 当たり前ですが、新交通システムだけ避けて鉄道接続駅までクルマでと言う事は考えられません。クルマに乗った以上、目的地まで一気に行ってしまうでしょう。

つまり、新交通システムは鉄道の足を引っ張ってしまっていると考えられるのです。

3. 新交通システムが特に好ましくない例。(平成20年 4月 8日 更新)

以下に、特に好ましくない例を挙げておきます。

一部新交通システムではないものもありますが、鉄軌道以外の軌道系交通機関には新交通システム同様の問題を孕んでいるため、本記事で取り挙げております。

3.1. ゆりかもめ。

ゆりかもめなんかを作るくらいなら、いっそりんかい線を品川まで乗入れるようにした方が有効でしょう。

  • ゆりかもめは東京の都心を走るので、潰れたりはしないと思われますが(寧ろ安泰)、りんかい線にしていればより一層使い易くなっていたでしょう。

3.2. 旧ピーチライナ。

旧ピーチライナにしても、鉄道線にして名古屋鉄道小牧線に乗入れればもっと利用され、廃止せずに済んだかも知れません。

3.3. リニモ。

リニモはいわゆる新交通システムではありませんが、新交通システムの持つ欠点を持つものです。

リニモなど作らず、名古屋市営地下鉄東山線を延伸すべきでした。

3.4. ゆとりーとライン(名古屋ガイドウェイバス)。

これも市営地下鉄名城線を砂田橋で分岐させて地上を走らせられた筈です。

3.5. ニュートラム(大阪市交通局南港ポートタウン線)。

大阪市営地下鉄四つ橋線・住之江公園からニュートラムの経路に沿って延伸すれば、乗換の手間も省けた筈です。

  • 更に反対側も新大阪まで延伸すれば東海道新幹線からも一回だけの乗換でコスモスクエアに行けます(JRゆめ咲線延伸案もご覧下さい)。

それをあんな遊園地の遊戯施設みたいな粗末な乗り物にしてしまったのは客を遠ざけ兼ねない行為ですらあります。

3.6. 日暮里舎人ライナー(平成20年 4月 8日)

開業当時こそ順調ですが、新交通システムである以上輸送力などに問題があり、最悪の場合ピーチライナの二の舞になる恐れもあります。

また、日暮里が起点と言うのも中途半端過ぎます。せめて上野まで延伸すべきでしょう。

  • 制作者は埼玉県内への延伸案を出しておりますが、それより先に上野・秋葉原方面への延伸を目指すのが先決でしょう。
  • いくら補助金が出てコストの安い新交通システムであっても、利用されずに廃止に追い込まれたらそれこそ"安物買いの銭失い"です。複線でも新交通システムだったら単線でも鉄軌道の方が地下鉄などに乗り入れられるだけまだ良いでしょう。

4. 制作者のコメント。

埼玉県内の上越新幹線には、新幹線と並行して建設された在来線がありますが、大宮以南と大宮以北では全く異なるものとなっております。

大宮以南はフル規格在来線(?)・埼京線で、今や埼玉県民にとっては掛替えの無い大動脈となっております。

一方、大宮以北は新交通システムニューシャトル(埼玉新都市交通)で、埼京線とは全く異なるため大宮では不便な乗継を強いられます。

  • 埼京線地下ホームまではかなり歩かされます。

確かに上越新幹線の大宮以北は人口の少ない地域を通っておりますが、埼京線と同等のフル規格在来線(?)にしていれば、大宮での面倒な乗継も不要となり、もっと利用され、或いは沿線の更なる発展に寄与した事でしょう。

  • その場合、高崎線の別線として熊谷まで引く事が考えられますが、伊奈町止まりでも相当役に立つでしょう。

このように、新都市交通システムは便利に利用し難い面があり、それが鉄道にまで悪影響を与えていると考えられます。

同様にモノレールも不便なシステムです。

実際、千葉市や北九州市のモノレールは経営が困難になり、今は亡き姫路モノレールの二の舞になる恐れさえあると言う事です。

  • そんな事言ったら安泰なのは東京モノレールと舞浜リゾートラインだけになってしまうかも知れませんが。