HTMLには改行するために<br>要素が定義されておりますが、この要素は余り使う必要は無いものです。
もちろん、制作者も使っていますので、絶対に使ってはいけないとは言いません。しかし、本来は段落には<p>要素でマークアップする事でブラウザは適切に改行してくれる筈であるということを考えると、そうそう必要は無い筈です。
特に好ましくない強制改行について、以下に挙げます。
文書の整形に<br>要素を用いているものがありますが、これは絶対に止めるべきです。
なぜなら、ブラウザは一行に納まり切らないテキストは適切に折返す事で適切に表示するように出来ています。その意味でもわざわざ改行する必要はありません。
それどころか、制作する側の環境より狭い横幅のウインドウで閲覧した場合や、制作する側が用いているフォントサイズよりも大きなフォントを利用している場合には改行した箇所の手前で折返され、その下に改行点までの中途半端なテキストの切片が表れてしまい、大変読みにくくなってしまいます。
この他、音声ブラウザでは改行点で単語を分けてしまうので正しく読んでもらえなくなります。
整形に改行を用いるのはやめましょう。どうしても幅を整えたいなら、当該箇所にCSSのwidthプロパティで横幅を与えておけば、指定した幅を越える度に適切に折返してくれます。
具体的には以下のようにします。
まず、CSS側では以下のように定義しておきます。
div.mainText {width:○○%;…}
あとは、HTML側で以下のようにマークアップするだけで横幅を適切に取る事が出来ます。
<div class="mainText"><p>…</p>…</div>
%」が一番無難でしょう。この場合、上位要素の横幅に対しての比率が取られます。尚、字数を横幅に指定するのは等幅フォントを指定していない限り無理です。一応「em」単位はあるにはありますが(emは一文字分の高さを表わす単位です)、一般に文字の横幅は等幅フォントでない限り不定だからです。上記でも少し触れましたが、音声ブラウザは改行や空白で単語を分かちます。単語の途中に改行が入ると、正しく読んでもらえません。
例えば、
東京都千代田区
は「とうきょうと ちよだく」と出力するでしょうが、もしこれが、
東<br />京都千代田区
となっていると、「ひがし きょうと ちよだく」と読まれてしまいます。
単語の途中に改行や空白を入れるのは絶対にやめましょう。