CSSの実習(2) - フォント・テキストの指定。
- お詫び(平成23年11月12日)
- 本コンテンツでサンプルとしている HTML 文書に以下のマークアップ漏れがありました。
平成23年11月10日以降に本コンテンツをご利用の方は、訂正した HTML 文書に差し替えてご利用ください。
ご迷惑をお掛け致しました事を深くお詫び申し上げます。
前回の実習(1) - 色の指定では、色についてのみ解説して来ました。
色を指定しただけでも随分見栄えが変わったものですが、フォントやテキスト関連のプロパティは色だけではありません。
今度は、フォント・テキスト関連のプロパティを指定してみましょう。
フォント・テキストのスタイル指定で出来る事。
CSSを用いる事で、フォント・テキストのスタイルの指定について、主に以下のような事が出来ます。
- 使用するフォントを指定出来ます。
- 文字の大きさを指定出来ます。
- 行の高さ、すなわち行間を指定出来ます。
- 文字のスタイル、すなわち斜体か直立体かを指定出来ます。
- テキストの装飾(下線や抹消線など)を指定出来ます。
- 文字の太さを指定出来ます。
- インデント(一行目の字下げ)を指定出来ます。
- 詳しくは、フォント・テキスト関連の主なプロパティをご覧ください。
今回やりたい事。
今回は、フォントのスタイルに関して以下のようにしたいと思います。
- 基本となるスタイル
- 特に指定の無い限り自動的に適用される基本となるスタイルとしては、
- ゴシック体
- 文字の大きさは通常の大きさ
- 文字のスタイルは直立体
- テキストの装飾はなし
- 字の太さは普通に
- 行揃えは左に
- 行の高さは一・五文字分(行間の幅は〇・五文字分)
- 字下げはなし(零文字分)
としたいと思います。
- <h1>要素(第一等級見出し=大見出し)
-
- 文字の大きさは通常の二文字分
- 行の高さは通常の一・二文字分
- 文字のスタイルは斜体
- 字の太さは太く
- 行揃えは中央に
- <h2>要素(第二等級見出し)
-
- 文字の大きさは通常の一・二文字分
- 行の高さは通常の一・二文字分
- <p>要素(段落)
-
- 字下げを一文字分取る
- <a>要素(アンカー)
-
- 下線を引く
ここでは、実習としてやりたい事を挙げておりますが、もし読者の方がここで挙げているスタイルではなく、別のスタイルにしてみたいと思うのであれば、それを実際にやってみるのが何よりの実習です。
是非挑戦してみてください。
実際のスタイル定義。
さて、これから実際に前回までのスタイル定義ファイル style.css にスタイルを追記していきましょう。
まずは、基本となるスタイルを。
通常、ウェブブラウザには、デフォルトの表示スタイルが定義されております。
これらが紛れ込むと、スタイルが巧く設定出来なくなるかも知れません。
そこで、基本となるスタイルを定義して、これらの定義をリセットする必要があります。
初めに決めた基本スタイルでは、
- ゴシック体
- 文字の大きさは通常の大きさ
- 文字のスタイルは直立体
- テキストの装飾はなし
- 字の太さは普通に
- 行揃えは左に
- 行の高さは一・五文字分(行間の幅は〇・五文字分)
- 字下げはなし(零文字分)
と言うスタイルにする事としました。
そこで、スタイル定義ファイル style.css 内の全称セレクタに対するプロパティ定義に、以下のように追記する事で新たなプロパティを指定します。
* {background-color: transparent;color: #000;font-family: "MS Pゴシック", sans-serif;font-size: 100%;font-style: normal;text-decoration: none;font-weight: normal;text-align: left;line-height: 1.5em;text-indent: 0;}
font-familyプロパティは使用するフォントの指定- 本来、ゴシック体の指定のみなら
sans-serifだけで良いのですが、一部のOSでのインターネットエクスプローラで文字化けが起こるため、バグ対策として、"MS Pゴシック"をsans-serifの前に指定します。
- 本来、ゴシック体の指定のみなら
font-sizeプロパティは文字の大きさの指定- 文字の大きさには他にも幾つかの単位がありますが、インターネットエクスプローラでは7.0までに不具合があるため、パーセント単位が安全です。
font-styleプロパティは文字のスタイル(斜体か直立体かの)指定text-decorationプロパティはテキストへの装飾の指定font-weightプロパティは文字の太さの指定text-alignプロパティは行揃えの指定line-heightプロパティは行の高さの指定text-indentプロパティは字下げの指定
となっております。
<h1>要素(第一等級見出し)へのスタイル定義。
基本となるスタイルを指定したら、各要素についてもスタイルを指定して行きます。
先ず、<h1>要素(第一等級見出し)について、スタイルを決めましょう。
- 文字の大きさは通常の二文字分
- 行の高さは通常の一・二文字分
- 文字のスタイルは斜体
- 字の太さは太く
- 行揃えは中央に
とするつもりでした。
そこで、スタイル定義ファイル style.css 内の<h1>要素の要素セレクタに対するプロパティ定義に、以下のように追記する事で新たなプロパティを指定します。
h1 {background-color: #ff0;color: #090;font-style: italic;font-weight: bold;font-size: 200%;line-height: 1.2em;text-align: center;}
<h2>要素(第二等級見出し)へのスタイル定義。
続いて、<h2>要素(第二等級見出し)について決めましょう。
- 文字の大きさは通常の一・二文字分
- 行の高さは通常の一・二文字分
と言うスタイルとしました。
そこで、スタイル定義ファイル style.css 内の<h2>要素の要素セレクタに対するプロパティ定義に、以下のように追記する事で新たなプロパティを指定します。
h2 {background-color: #fff;color: #090;font-size: 120%;line-height: 1.2em;}
<p>要素(段落)へのスタイル定義。
続いて、<p>要素(段落)のスタイルを指定します。
- 字下げを一文字分取る
と言うものでした。
前回までで、スタイル定義ファイル style.css には<p>要素(段落)の要素セレクタに対するプロパティ定義は記述しておりませんので、差し当たって<h2>要素に対するプロパティ定義に続けて、以下の定義を追加しましょう。
p {text-indent: 1em;}
アンカーへのスタイル定義。
最後に、リンクアンカー(<a>要素)のスタイル定義です。
- その他の要素には、自動的に基本となるスタイルが適用されるため、わざわざ指定する必要が無いと言う事を忘れないでください。
- 下線を引く
と言うものでした。
そこで、スタイル定義ファイル style.css 内のリンク擬似要素セレクタに対するプロパティ定義に、以下のように追記する事で新たなプロパティを指定します。
a:link {color: #090;text-decoration: underline;}a:visited {color: #000;text-decoration: underline;}
ここまででのスタイル定義ファイルの纏め。
以上のスタイルを纏めると、スタイル定義ファイル style.css は以下のようになっているでしょう。
@charset "shift_jis";* {background-color: transparent;color: #000;font-family: "MS Pゴシック", sans-serif;font-size: 100%;font-style: normal;text-decoration: none;font-weight: normal;text-align: left;line-height: 1.5em;text-indent: 0;}html {background-color: #fff;}h1 {background-color: #ff0;color: #090;font-style: italic;font-weight: bold;font-size: 200%;line-height: 1.2em;text-align: center;}h2 {background-color: #fff;color: #090;font-size: 120%;line-height: 1.2em;}p {text-indent: 1em;}a:link {color: #090;text-decoration: underline;}a:visited {color: #000;text-decoration: underline;}dfn {color: #090;}em {color: #f00;}
このスタイル定義ファイルを適用したHTML文書を表示させると以下のようになります。
更に見栄えが変わりましたね。