WAP 1.0時代のEZウェブ。

平成13年秋くらいまで、EZウェブは現在のものと異なるWAP 1.0規格に準じたものでした。

現在では、WAP 1.0時代の端末でアクセスされる方は殆どいない事と、平成13年 7月までにiモードなどとの互換性を保つ技術が導入された事から、特にWAP 1.0規格に対応する必要は無いと思われます。

この記事は、興味のある方のために参考資料として残しておいたものです。

WAP 1.0時代のEZウェブの制作条件(平成13年 7月18日まで)。

EZウェブでは当初からWAPを採用しておりました。

KDDIの旧型機及び旧ツーカーの一部を除く全機種では、WAP 1.0と呼ばれる旧式の規格に従っておりました。

WAP 1.0に依るEZウェブ旧世代機での制作条件は、当初は以下のようなものでした。

記述言語

のいずれかで記述する事となり、HTMLなどは使えません。

画像
  • 白黒専用機では白黒のビットマップで96ピクセルズ四方以内(これを超えると容量超過で表示不能になる)
  • カラー対応機では白黒のビットマップか256色以内のPNG画像

に限られておりました。

ファイル容量制限
  • 白黒専用機では文書と画像がそれぞれ約1.4キロバイト以内(1.2キロバイト以内推奨)
  • カラー対応機では文書と画像がそれぞれ約 8キロバイト以内(7.5キロバイト以内推奨)

となっておりました。

尚、他社と異なり、文書と画像それぞれ一ファイルごとの容量制限である事に注意して下さい。

また、文書は端末側でバイナリ変換した後の大きさ(元のファイルより必ず小さくなる)となります。

iモード互換機能を導入してからのEZウェブの制作条件(平成13年 7月18日以降)。

しかしながら、この条件はPC向けのコンテンツとは全く異なるものであり、コンテンツの制作も簡単に出来ず、この事でiモードに大きく水を開けられてしまいました。

その後、平成13年 7月18日までに、端末側のサーヴァに依るコンテンツ変換機能に依り、iモードコンテンツの閲覧も可能になり、EZウェブに於いても以下のように制作条件が大幅に緩和されました。

記述言語

の他に、HTML/XHTMLでの記述が可能になりました。

HTML/XHTMLは端末側のサーヴァでHDMLに変換する事で閲覧可能にしておりました。

  • 但し、HTML/XHTMLのコンテンツは一部正常に変換出来ない場合もあります。
画像
白黒のビットマップ, GIF画像, JPEG画像または256色以内のPNG画像が表示出来るようになりました。
  • 但し白黒端末ではPNG画像は表示出来ないようです。
  • また、WAP 1.0ネイティヴの画像形式(白黒ビットマップ及び256色以内のPNG画像)以外は端末側のサーヴァで変換するため正常に表示出来ない場合もあります。
ファイル容量制限
HTML/XHTMLの場合は端末の表示能力に合わせて適宜コンテンツを分割します。このため、容量制限を考える必要はありません。
  • 但し適切な分割箇所が見出せない場合はエラーとなります。

その他の記述言語及び画像については、引続き

  • 白黒専用機では文書と画像がそれぞれ約1.4キロバイト以内(1.2キロバイト以内推奨)
  • カラー対応機では文書と画像がそれぞれ約 8キロバイト以内(7.5キロバイト以内推奨)

となります。

尚、画像についてはWAP 1.0ネイティヴの画像形式(白黒ビットマップ及び256色以内のPNG画像)以外はサーヴァ変換後の容量となります。

それでもWAP 1.0時代の端末を考慮するなら。

現実問題として、既にWAP 2.0端末が出て六年近く経過しており、今やWAP 1.0端末でのアクセスは皆無に近いものとなっております。

それでも、WAP 1.0時代の端末からのアクセスに対応したいと言うのであれば、以下のようにすれば良いでしょう。

記述言語はHTML/XHTMLで。

わざわざHDMLやWMLで専用のコンテンツを用意するより、寧ろHTML/XHTMLで記述したiモードなど向けのコンテンツをそのまま提供した方が良いかも知れません。

  • HDML/WMLでは容量制限や文法エラーが厳しくチェックされるのに対し、HTML/XHTMLなら適宜文書が分割されるなどして容量制限を回避するだけでなく、多少のエラーを端末側サーヴァでフォローしてくれるからです。

画像についての考え方。

画像についてはGIF画像はPNG画像に変換する際に同じくらいの容量となるので、GIF画像で約 8キロバイト以内であれば問題は無いでしょう。

JPEG画像は256色以下に減色されてPNG画像に変換するので、もしかしたら表示不能になるかも知れません。

PNG画像を使う場合は必ず256色以下のインデックスドカラーにします。グレイスケールやトゥルーカラーのPNG画像は対応出来ないからです。

実際のところ、ユーザそのものが激減している今日では、最早ここまで考慮する必要はないかも知れません。


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