携帯電話キャリアの違い。

携帯電話キャリアの違い・目次。

キャリア毎の違い。(平成21年 5月21日 更新)

平成20年 2月現在、ウェブコンテンツを閲覧するような型の端末は殆どが第三世代に移行しております。

しかしながら、まだ旧型機も少なくなったとは言え残っております。

その意味では平成20年は旧型機から現行機へ変わる過渡期の末期と言えるでしょう。

iモード(エヌ・ティ・ティ・ドコモ)。(平成21年 5月21日 更新)

エヌ・ティ・ティ・ドコモ端末で利用出来るiモードに関しては、パケ・ホーダイが利用出来るフォーマが既に主流となっておりますが、まだ数は少なくなったもののムーヴァでのアクセスがあると言う点は覚えておいた方が良いでしょう。

平成21年 5月以降発売される端末には、従来のモバイルブラウザを大幅に拡張したiモードブラウザ 2.0が実装されます。

一方、従来のモバイルブラウザは、iモードブラウザ 1.0と呼んで区別されます。

今後、iモードブラウザ 2.0に移行して行く事になるのでしょうが、嘗て程新型端末への移行が進み難い状況となっており、当面はiモードブラウザ 1.0を対象にコンテンツを作成した方が良さそうです。

iモードブラウザ 2.0で拡張された機能。(平成21年 5月21日)

平成21年 5月以降に発売される一部を除く端末にはiモードブラウザ 2.0が実装される事となりましたが、iモードブラウザ 2.0は従来のiモードブラウザ 1.0から以下のような点が拡張されました。

500キロバイトまで対応可能
HTMLと画像から成る静的なコンテンツでは余り意味はないかも知れませんが、フラッシュなどの大容量化が期待されます。
CSSが使えるようになった

ドコモ以外の現行端末モバイルブラウザではCSSでデザインが可能でしたが、iモードブラウザ 2.0で漸くドコモ端末でもCSSでのデザインが可能になります。

JAVAスクリプトに対応
JAVAスクリプトは勿論、ダイナミックHTMLやDOMにも対応するようになりました。
ビットマップとPNG画像も表示可能に

但し、まだまだビットマップとPNG画像に対応していないiモードブラウザ 1.0搭載端末の方が遙かに多いので、iモードブラウザ 2.0端末専用でない限り、iモード向けのコンテンツでPNG画像を用いてはいけません。

一通り見る限りでは、PC向けコンテンツを閲覧出来るフルブラウザをiモードブラウザに流用しているような感じですが、ともあれ、EZウェブ, ソフトバンク, ウィルコム及びイー・モバイル向けのコンテンツも絵文字などを除いて殆どそのまま閲覧可能になります。

実際のiモード向けコンテンツの制作条件。(平成21年 5月21日)

以上のように、iモードブラウザ 2.0搭載端末では、殆どPC向けのコンテンツを配信しても問題がないくらいになりましたが、実際にはまだiモードブラウザ 1.0搭載端末の方が遙かに多く、これらとの互換性を維持しなければなりません。

iモードブラウザ 1.0との互換性を考慮する場合、以下のような制作条件に従う事になります。

記述言語

HTMLを簡略化したコンパクトHTMLを用いてコンテンツを記述する事とされておりますが、通常のHTML/XHTMLでの記述も可能です。

但し、iモードブラウザ 1.0ではCSSは使えないため、プレーンな表示にするか、本来排除すべきである物理要素を用いるかのどちらかとなります。

画像

GIF画像とJPEG画像が使えます。

ムーバの旧型機(503iシリーズ以前)ではJPEG画像が使えませんが、流石にこれらの端末でのアクセスはもうないと思っても良いでしょう。

尚、PNG画像はiモードブラウザ 1.0がサポートしていないので使ってはいけません

ファイル容量制限

ムーバでも閲覧出来るようにするなら、HTML文書・画像を合わせて10キロバイト以内にします。

初期の端末(501iシリーズと502iシリーズの一部)では 5キロバイト以内( 2キロバイト以内推奨)となっておりますが、流石にこれらの端末でのアクセスはまず無いでしょう。

また、QVGA液晶向けの端末専用の場合は、ムーバでも20キロバイトまで可能です。

フォーマについては、一号機だったN2001(日電)以外は100キロバイトまで対応しております。

ただ、HTMLと画像のみのコンテンツでしたら、100キロバイトを超えるような巨大コンテンツは閲覧し難いでしょう。

ファイル容量が厳しいとかCSSが使えないなどの制約もありますが、モバイル端末向けには余り大掛かりなものを作るより、小さなコンテンツにした方が良いでしょう。

ソフトバンク旧型機(旧ジェイフォン機)。

ソフトバンクも旧型機のユーザは激減しておりますが、まだ数は少ないとは言え残っております。

ソフトバンクの旧型機では、以下の条件となります。

記述言語

一応MML(モバイル・マークアップ・ランゲージ)と呼ばれる独自の記述言語を用いる事になっておりますが、HTMLでの記述も可能です。

但し、CSSは使えないため、プレーンな表示にするか、本来排除すべきである物理要素を用いるかのどちらかとなります。

画像

JPEG画像とPNG画像となり、GIF画像は使えません。

ファイル容量制限

HTML文書と画像を合わせて

を厳守して下さい。

ファイル容量が厳しいとかCSSが使えないなどの制約もありますが、HTMLでコンテンツが作成可能と言うのはPC向けコンテンツの制作者にとっても非常に敷居が低く、(カメラ付き端末が発売されるまで)端末がそれ程普及していなかったにも拘らず、それなりに多くのコンテンツが作成されて来ました。

ソフトバンク(旧ボーダフォン)第三世代機。

ソフトバンク(旧ボーダフォン)の第三世代機は国際規格であるWAP(ワイヤレス・アプリケーション・プロトコル) 2.0に準拠する事となりました。

しかしながら、標準記述言語はXHTML ベーシックを独自拡張したと喧伝されているものの、公式仕様はXHTML ベーシックとしても不完全で、WAP 2.0に準拠しないものとなっております。

制作条件は以下の通りです。

記述言語

公式にはXHTML ベーシックを独自拡張したとされる記述言語ですが、XHTML モバイル・プロファイル旧型機のHTMLでも記述出来ます。

また、CSSに依るデザインも可能です。

画像
GIF画像, JPEG画像及びPNG画像が使えます。
ファイル容量制限
文書と画像の合計が100キロバイト以内。但し文書は10キロバイト以内となります。

EZウェブ(KDDI/沖縄セルラー)。

EZウェブは、WAP 2.0と呼ばれる現行の規格に従っております。

EZウェブの制作条件(WAP 2.0)は以下のようになります。

記述言語

KDDI/沖縄セルラーではXHTML ベーシックとしておりますが、実際にはXHTML モバイル・プロファイルが標準記述言語となっております。

また、CSSに依るデザインも可能です。

画像
白黒のビットマップ, GIF画像, JPEG画像及びPNG画像が使えます。
ファイル容量制限

端末の世代にも依りますが、文書と画像がそれぞれ 8キロバイト以内であれば問題無いでしょう。

昨今のQVGA液晶の端末では容量も増強され、

対応出来ます。

尚、現時点でウィン以外のEZウェブ端末からのアクセスはかなり減少しておりますが、非ウィン端末をKDDI/沖縄セルラーがリリースし続けている事を考えると、考慮しておいた方が良いでしょう。

このように、EZウェブもiモードやPC向けコンテンツの制作条件に非常に近いものとなっております。

ウィルコム。

現在、ウィルコム向けのPHS端末(エアーエッジフォン以降)は大半がフルブラウザを搭載しておりますが、初期の端末でフルブラウザを搭載していないiモードタイプの端末がありました。

これらの端末に対応するのであれば、iモードサイトをそのまま使えば良いでしょう。

尚、フルブラウザ搭載端末に対しては、CSSに依るデザインが可能です。

画像についてはGIF画像, JPEG画像, ビットマップ及びPNG画像のいずれにも対応しております。

イー・モバイル。(平成19年 2月22日)

平成19年 3月31日から、東京都内などでイー・モバイル社がサーヴィスを開始します。

採用される端末は、800×480ピクセルズと一昔前のノートPC並みの解像度を持ち、ブラウザ(モバイル向けのインターネットエクスプローラとオペラ)もPC向けのものと遜色ありません。

従って、モバイル向けコンテンツを作成するに当たって、絵文字を使いさえしなければ特に意識する必要は無いでしょう。

画像の解像度について。(平成20年 3月13日)

小さな画面でもコンテンツをご覧になれるようにするには、この解像度の問題は避けられないでしょう。

携帯電話にインターネットの機能が搭載された当時、せいぜい96×72ピクセルズくらいが標準でした。

現在の日本ではQVGA液晶端末(240×320ピクセルズ)が当たり前になっており、更にその上を行くVGA液晶端末(480×640ピクセルズ)さえあります。

稀に海外メーカなどで低解像度の端末が出る事がありますが、それでも現行の端末では画像を自動的に縮小する機能が導入されているので、それほど心配する事は無いでしょう。

但し、唯一注意すべき事としては、旧型機では容量の問題がある事です。

具体的には、ソフトバンクの非パケット機ではHTMLと画像を合わせて6000バイトに収めなければなりません。

ですから、QVGA向けの画像でも良いのですが、それでもHTML文書と合わせて6000バイトに収まるようにしておくと良いでしょう。

VGA液晶端末の扱い。(平成20年 3月13日)

現時点ではQVGA液晶端末(240×320ピクセルズ)が標準的なので少数派と言えますが、VGA液晶(480×640ピクセルズ)を搭載した端末も発売されております。

しかし、ドコモのiモードブラウザ 1.0端末及びKDDI/沖縄セルラー向けの端末の場合、搭載されているモバイルブラウザではVGA液晶端末であってもQVGAの解像度となります。

これは恐らくiモードやEZウェブのコンテンツ作成者が数少ないVGA液晶端末への対応を強いられる事が無いように配慮したものかと思われます。

ソフトバンク端末ではVGA液晶端末の解像度がそのまま適用されます。

まとめ。

H"リンク以外について纏めると、現在ではどのサーヴィスでもHTML/XHTMLを表示させる事は可能です。

そこで、CSSの可否と画像についてのみまとめておきます。

各携帯電話サーヴィスのCSS・画像対応状況
iモード EZウェブ ソフトバンク ウィルコム
旧型機 第三世代機
CSS × ○ (フルブラウザ端末のみ)
GIF画像 ×
JPEG画像 ○ (一部×) ○ (初期機種×)
PNG画像 ×

結局のところどの端末向けを作るべきか? (平成21年 5月21日 更新)

平成20年 2月現在、現行機への移行はほぼ完了していると言っても良いでしょう。

ただ、まだ数は少ないものの、旧型機でのアクセスが残っております。

このため、以下の二つのやり方が考えられます。

旧型機への配慮を続けたコンテンツ作り。(平成20年 2月20日)

実際問題として、旧型機そのものが著しく減少している状況に於いて、"初期の端末"はほぼ絶滅したと言っても問題は無いでしょう。

ですから、旧型機への配慮を続けるとは言っても、初期端末にまで配慮する必要はもはや無いのではと思われます。

そうすると、以下のように条件は緩くなります。

ファイルサイズ

一番厳しいのはソフトバンクの在来非パケット機で、文書と画像を合わせて6000バイト以内にしなければなりません。

つまり、文書と画像を合わせて6000バイト以内と言うのが条件となります。

ドコモの在来端末は初期のものは 5キロバイトまででしたが、もはやそんな端末は残ってはいないでしょう。今日残っている旧型機では10キロバイトまで対応出来るとしても問題ないと思われます。

画像

ソフトバンクの旧型機はGIF画像が表示出来ませんので、イラスト等を公開するのであればJPEG画像に統一すると良いでしょう。

解像度は幅120ピクセルズ・高さ160ピクセルズ以内にしておくと良いでしょう。

尚、別ヴァージョンの画像を用意する場合、ソフトバンク端末では画像への直接リンクは機能しない場合があるため、別ヴァージョン画像を埋め込んだHTML文書へリンクするようにして下さい。

その他

旧型機ではフラッシュ動画が閲覧出来ません。

このため、旧型機の事を考えるとフラッシュや動画をコンテンツとすべきではありませんが、どうしてもこれらを扱うのであれば、これらを埋め込む<object>要素内に代替の静止画像やテキストを入れる事を忘れないで下さい。

現行機専用のコンテンツ作り。(平成20年 2月20日)

過渡期の末期と言える今日に於いてまだアクセスのある旧型機を見捨てるのは悪魔の囁きのような気もしますが(つまりこの考えは推奨出来ない)、その場合以下のようになります。

ファイルサイズ

ドコモの現行フォーマは、文書と画像を合わせて100キロバイトまで対応出来ます。

一方、KDDI/沖縄セルラーの非ウィン端末は48キロバイト以内となっておりますが、これは文書及び画像の個々の大きさです。

また、ソフトバンクの現行機は文書と画像を合わせて100キロバイトまで対応出来る事となっておりますが、文書部分は10キロバイト以内と言う制限があります。

以上を勘案すると、以下の条件を守れば良いでしょう。

  1. 文書は10キロバイト以内に抑えます。
  2. 個々の画像は48キロバイト以内に抑えます。
  3. 文書と画像を合わせて100キロバイト以内に収めます。
画像

GIF画像かJPEG画像にします。PNG画像はドコモ端末で表示出来ないので使ってはいけません。

解像度はQVGA向けの幅240ピクセルズ・高さ320ピクセルズ以内が良いでしょう。

また、個々の画像のファイルサイズは前述のように48キロバイト以内としますが、実際問題としてQVGAの解像度で48キロバイトを越えるような画像はまずないのではと思われます。

万が一48キロバイトを越えているようであれば、GIF画像なら減色、JPEG画像なら圧縮率を変更して対応しましょう。

その他

現在主流となっている現行機では、どの端末でもフラッシュ及び動画が閲覧出来ます。

万が一非対応環境がアクセスした場合の事を考えるのであれば、これらを埋め込むための<object>要素内に代替の静止画像やテキストを入れておけば良いでしょう。

尚、動画については、HTMLの書き方が端末に依りまちまちですので、その事も考慮して下さい。

実際問題として、旧型機へ配慮するのとそれ程変わらないような気もします。

ですから、ファイルサイズを考慮すれば旧型機でも実は余り問題にはならないかも知れません。

ドコモのiモードブラウザ 2.0端末に対する考え方。(平成21年 5月21日)

エヌ・ティ・ティ・ドコモでは平成21年 5月以降発売の端末に対して、一部を除いてiモードブラウザ 2.0と呼ばれる新ブラウザを実装します。

iモードブラウザ 2.0はフルブラウザのそれに非常に近いものとなり、従ってiモードブラウザ 2.0向けにコンテンツを作成しようとすると、他の携帯端末の利用者を門前払いする結果になり兼ねません。

ですから、モバイル向けのコンテンツとしては、却って考慮しない方が良いかも知れません。

少ない労力で、なるべく多くの人に見てもらうには。

過去の機種への配慮は不要か?

平成11年に日本初のウェブ対応携帯電話が発売されて以来、携帯電話は目覚しい進歩を遂げました。

このため、現状では携帯電話と一口に言っても、さまざまなスペックの端末が混在します。

そう言う訳で、旧い機種にも対応しろとまでは言いませんが、まだ旧い機種でのアクセスもあり得ると心得ておく事はいい事だと思います。

未来の機種への準備は?

また一方で、携帯電話は今後も更に進化を遂げるでしょう。

進化といえば、液晶が更に強化されるとか、カメラの機能が向上すると言ったような、如何にも購買欲を煽るような話しか聞かないかも知れませんが、ウェブ機能においても進化が予想されます。

記述言語も、今後新しい仕様が出るかも知れません。

それでも、新しい規格を策定する際には、原則的に後方互換性(在来環境への対応)を最大限に配慮する事になるので、新しい仕様に対応した端末で在来コンテンツが見られなくなるという心配はしなくても良いと思われます。

取敢えず現在やるべき事。

いろいろな意見があるかも知れませんが、結局は基本に忠実である事が一番でしょう。

具体的には、コンテンツを作る際に基本となる要素でしっかりマークアップして行く事です。

たったそれだけで、より多くの端末で閲覧出来るウェブサイトとなるのです

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