キャリア毎の違い (平成22年 3月30日 更新)
iモード(エヌ・ティ・ティ・ドコモ) (平成21年 5月21日 更新)
画像の解像度について (平成22年 3月30日 更新)
結局のところどの端末向けを作るべきか? (平成22年 3月30日 更新)
平成20年 2月現在、ウェブコンテンツを閲覧するような型の端末は殆どが第三世代に移行しております。
しかしながら、まだ旧型機も少なくなったとは言え残っております。
その意味では平成20年は旧型機から現行機へ変わる過渡期の末期と言えるでしょう。
エヌ・ティ・ティ・ドコモ端末で利用出来るiモードに関しては、パケ・ホーダイが利用出来るフォーマが既に主流となっておりますが、まだ数は少なくなったもののムーヴァでのアクセスがあると言う点は覚えておいた方が良いでしょう。
平成21年 5月以降発売される端末には、従来のモバイルブラウザを大幅に拡張したiモードブラウザ 2.0が実装されます。
一方、従来のモバイルブラウザは、iモードブラウザ 1.0と呼んで区別されます。
今後、iモードブラウザ 2.0に移行して行く事になるのでしょうが、嘗て程新型端末への移行が進み難い状況となっており、当面はiモードブラウザ 1.0を対象にコンテンツを作成した方が良さそうです。
平成21年 5月以降に発売される一部を除く端末にはiモードブラウザ 2.0が実装される事となりましたが、iモードブラウザ 2.0は従来のiモードブラウザ 1.0から以下のような点が拡張されました。
ドコモ以外の現行端末モバイルブラウザではCSSでデザインが可能でしたが、iモードブラウザ 2.0で漸くドコモ端末でもCSSでのデザインが可能になります。
但し、まだまだビットマップとPNG画像に対応していないiモードブラウザ 1.0搭載端末の方が遙かに多いので、iモードブラウザ 2.0端末専用でない限り、iモード向けのコンテンツでPNG画像を用いてはいけません。
また、今後もiモードブラウザ 1.0実装端末がリリースされる事にも注意してください。
つまり、携帯電話向けコンテンツではPNG画像は使ってはいけません。
一通り見る限りでは、PC向けコンテンツを閲覧出来るフルブラウザをiモードブラウザに流用しているような感じですが、ともあれ、EZウェブ, ソフトバンク, ウィルコム及びイー・モバイル向けのコンテンツも絵文字などを除いて殆どそのまま閲覧可能になります。
以上のように、iモードブラウザ 2.0搭載端末では、殆どPC向けのコンテンツを配信しても問題がないくらいになりましたが、実際にはまだiモードブラウザ 1.0搭載端末の方が遙かに多く、これらとの互換性を維持しなければなりません。
iモードブラウザ 1.0との互換性を考慮する場合、以下のような制作条件に従う事になります。
HTMLを簡略化したコンパクトHTMLを用いてコンテンツを記述する事とされておりますが、通常のHTML/XHTMLでの記述も可能です。
但し、iモードブラウザ 1.0ではCSSは使えないため、プレーンな表示にするか、本来排除すべきである物理要素を用いるかのどちらかとなります。
尚、iモードブラウザ 1.0実装機種でも、フォーマではCSSが使える
とされておりますが、原則として以下の条件を満たさなければCSSは機能せず、従って事実上CSS非対応で物理要素でのデザインとせざるを得ません。
application/xhtml+xml として配信する必要があります。つまり、XHTMLとして配信する必要があります。GIF画像とJPEG画像が使えます。
ムーバの旧型機(503iシリーズ以前)ではJPEG画像が使えませんが、流石にこれらの端末でのアクセスはもうないと思っても良いでしょう。
尚、PNG画像はiモードブラウザ 1.0がサポートしていないので使ってはいけません。
ムーバでも閲覧出来るようにするなら、HTML文書・画像を合わせて10キロバイト以内にします。
初期の端末(501iシリーズと502iシリーズの一部)では 5キロバイト以内( 2キロバイト以内推奨)となっておりますが、流石にこれらの端末でのアクセスはまず無いでしょう。
また、QVGA液晶向けの端末専用の場合は、ムーバでも20キロバイトまで可能です。
フォーマについては、一号機だったN2001(日電)以外は100キロバイトまで対応しております。
ただ、HTMLと画像のみのコンテンツでしたら、100キロバイトを超えるような巨大コンテンツは閲覧し難いでしょう。
ファイル容量が厳しいとかCSSが使えないなどの制約もありますが、モバイル端末向けには余り大掛かりなものを作るより、小さなコンテンツにした方が良いでしょう。
ソフトバンクの旧型機(旧ジェイフォン機全機種と型番で700番未満のもの全機種)は、平成22年3月31日限りで停波して利用不能になるため、対応する必要はなくなりました。
ソフトバンクは国際規格であるWAP(ワイヤレス・アプリケーション・プロトコル) 2.0に準拠しております。
制作条件は以下の通りです。
公式にはXHTML ベーシックを独自拡張したとされる記述言語ですが、XHTML モバイル・プロファイルやiモード向けのHTMLでも記述出来ます。
また、CSSに依るデザインも可能です。
文書と画像の合計が100キロバイト以内。但し文書は10キロバイト以内となります。
従って、絵文字などを除けば、後述のEZウェブ(KDDI/沖縄セルラー)などとの互換性が高いものとなります。
EZウェブは、WAP 2.0と呼ばれる現行の規格に従っております。
EZウェブの制作条件(WAP 2.0)は以下のようになります。
KDDI/沖縄セルラーではXHTML ベーシックとしておりますが、実際にはXHTML モバイル・プロファイルが標準記述言語となっております。
また、CSSに依るデザインも可能です。
端末の世代にも依りますが、文書と画像がそれぞれ 8キロバイト以内であれば問題無いでしょう。
昨今のQVGA液晶の端末では容量も増強され、
対応出来ます。
尚、現時点でウィン以外のEZウェブ端末からのアクセスはかなり減少しておりますが、非ウィン端末をKDDI/沖縄セルラーがリリースし続けている事を考えると、考慮しておいた方が良いでしょう。
このように、EZウェブもiモードやPC向けコンテンツの制作条件に非常に近いものとなっております。
現在、ウィルコム向けのPHS端末(エアーエッジフォン以降)は大半がフルブラウザを搭載しておりますが、初期の端末でフルブラウザを搭載していないiモードタイプの端末がありました。
これらの端末に対応するのであれば、iモードサイトをそのまま使えば良いでしょう。
尚、フルブラウザ搭載端末に対しては、CSSに依るデザインが可能です。
画像についてはGIF画像, JPEG画像, ビットマップ及びPNG画像のいずれにも対応しております。
平成19年 3月31日から、東京都内などでイー・モバイル社がサーヴィスを開始します。
採用される端末は、800×480ピクセルズと一昔前のノートPC並みの解像度を持ち、ブラウザ(モバイル向けのインターネットエクスプローラとオペラ)もPC向けのものと遜色ありません。
従って、モバイル向けコンテンツを作成するに当たって、絵文字を使いさえしなければ特に意識する必要は無いでしょう。
小さな画面でもコンテンツをご覧になれるようにするには、この解像度の問題は避けられないでしょう。
携帯電話にインターネットの機能が搭載された当時、せいぜい96×72ピクセルズくらいが標準でした。
現在の日本ではQVGA液晶端末(240×320ピクセルズ)が当たり前になっており、更にその上を行くVGA液晶端末(480×640ピクセルズ)さえあります。
稀に海外メーカなどで低解像度の端末が出る事がありましたが、それでも現行の端末では画像を自動的に縮小する機能が導入されているので、それほど心配する事は無いでしょう。
旧型機も今日では殆ど見掛けなくなりましたので、QVGA向けの画像でも良いのですが、それでもHTML文書と合わせて10キロバイトに収まるようにしておくと良いでしょう。
現時点ではQVGA液晶端末(240×320ピクセルズ)が標準的なので少数派と言えますが、VGA液晶(480×640ピクセルズ)を搭載した端末も発売されております。
しかし、ドコモのiモードブラウザ 1.0端末及びKDDI/沖縄セルラー向けの端末の場合、搭載されているモバイルブラウザではVGA液晶端末であってもQVGAの解像度となります。
これは恐らくiモードやEZウェブのコンテンツ作成者が数少ないVGA液晶端末への対応を強いられる事が無いように配慮したものかと思われます。
ソフトバンク端末ではVGA液晶端末の解像度がそのまま適用されます。
H"リンク以外について纏めると、現在ではどのサーヴィスでもHTML/XHTMLを表示させる事は可能です。
そこで、CSSの可否と画像についてのみまとめておきます。
| iモード | EZウェブ | ソフトバンク | ウィルコム | |
|---|---|---|---|---|
| CSS | △ | ○ | ○ | ○ (フルブラウザ端末のみ) |
| GIF画像 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| JPEG画像 | ○ (一部×) | ○ | ○ | ○ |
| PNG画像 | × | ○ | ○ | ○ |
平成22年 3月現在、現行機への移行はほぼ完了したと言っても良いでしょう。
旧型機でのアクセスは、理論的にはあり得るものの、実際には皆無と言っても過言ではありません。
それでも、旧型機への配慮も必要だと言うのであれば、旧型機では最低限の情報のみ提供するようにすれば良いでしょう。
一方、旧型端末のアクセスはあり得ないと決断したのであれば、制約は大幅に緩和されます。
それでも、同じ第三世代機とは言え、一昔前の端末と現在の最新端末では、制約に大きな差があります。
従って、それらを考慮すると、以下のような制限となります。
KDDI/沖縄セルラーの非ウィン端末は、上限が48キロバイトとなっておりますが、これはHTML文書や画像などの個々の大きさの制限ですので、実際には余り厳しい縛りにはならないでしょう。
寧ろ注意すべきなのはソフトバンクの初期の第三世代機で、一ページの総容量は100キロまでとなっているものの、HTML文書部分は10キロバイト以内に収めなければなりません。
フォーマの初期機種は、文書と画像を合わせて100キロ以内となります。
その他の会社の現行端末も、100キロ以内であれば処理は可能です。
以上を勘案すると、以下の条件を守れば良いでしょう。
GIF画像かJPEG画像にします。
解像度はQVGA向けの幅240ピクセルズ・高さ320ピクセルズ以内が良いでしょう。
また、個々の画像のファイルサイズは前述のように48キロバイト以内としますが、実際問題としてQVGAの解像度で48キロバイトを越えるような画像はまずないのではと思われます。
万が一48キロバイトを越えているようであれば、GIF画像なら減色、JPEG画像なら圧縮率を変更して対応しましょう。
ウィルコム端末を除く現行機では、どの端末でもフラッシュ及び動画が閲覧出来ます。
万が一非対応環境がアクセスした場合の事を考えるのであれば、これらを埋め込むための<object>要素内に代替の静止画像やテキストを入れておけば良いでしょう。
尚、動画については、HTMLの書き方が端末に依りまちまちですので、その事も考慮して下さい。
実際問題として、旧型機へ配慮するのとそれ程変わらないような気もします。
ですから、ファイルサイズを考慮すれば旧型機でも実は余り問題にはならないかも知れません。
エヌ・ティ・ティ・ドコモでは平成21年 5月以降発売の端末に対して、一部を除いてiモードブラウザ 2.0と呼ばれる新ブラウザを実装します。
iモードブラウザ 2.0はフルブラウザのそれに非常に近いものとなり、従ってiモードブラウザ 2.0向けにコンテンツを作成しようとすると、他の携帯端末の利用者を門前払いする結果になり兼ねません。
ですから、モバイル向けのコンテンツとしては、却って考慮しない方が良いかも知れません。