携帯端末での絵文字。
国内で販売されている殆どの携帯端末には絵文字が実装されております。
- この記事は元々は制作者の絵文字に対して否定的な見解を述べたものでしたが、頂いたご意見を元に全面的に書き直しました。
対応出来る絵文字と絵文字の記述方法。
端末で対応出来る絵文字と、コンテンツへの絵文字の記述方法はキャリアに依って異なります。
iモードの絵文字。(平成21年 7月31日)
iモードで利用出来る絵文字。
iモードでは、基本絵文字と拡張絵文字の二つの系統があります。
基本絵文字は日本国内及び海外のiモード端末全機種で利用出来る176種類の絵文字です。
拡張絵文字は日本国内の
- ムーヴァ504iシリーズ以降
- 2001シリーズ, 2002シリーズ及び2101Vシリーズを除く全フォーマ端末
で利用出来る、76種類の絵文字です。
- 海外端末では拡張絵文字は利用出来ません。
つまり、国内の端末であれば、最大352種類の絵文字が利用出来る事となります。
- 実はこれ以外にも非公式の絵文字がありますが、特定のサイト向けのもので一般には余り有用では無いでしょう。
iモードで絵文字を表示させるには。(平成21年 7月31日)
iモードで絵文字を表示させるには、以下の三つの方法があります。
- シフトJISコードの数値文字参照で記述する(非推奨)
- 数値文字参照とは、「
&#文字コード;」と言う書式の事です。この場合、文字コードはシフトJISコードでの十進数で記述します。
但し、この方法は基本絵文字のみ対応しており、拡張絵文字はこの方法では記述出来ません。
また、iモードブラウザ 2.0 (平成21年 5月以降発売の一部機種), 海外端末及び非iモード端末では正しく表示出来ません。(平成21年 7月31日)
それでも、普通のテキストエディタで簡単に記述出来るため、多くのiモードサイトがこの方法を用いているようですが、PCなどで閲覧される場合もある事からこの方法は使わないようにすべきでしょう。
- ユニコードの数値文字参照で記述する
- ユニコードでの文字コードを数値文字参照で記述する場合には、ユニコードでの十六進数の前に「x」をつけて記述します。
但し、この方法は基本絵文字しか表示出来ない国内端末では表示されません。
一方、この方法では拡張絵文字も記述出来、しかも基本絵文字なら海外端末でも表示可能になります。
また、PCでも対応するフォントを外字として登録しておけば文字化けせずに閲覧出来ます。
- 加えて、ウィルコムのオペラ搭載端末及びイー・モバイル端末でも表示が可能になります。
- 実際iモードサイト閲覧用のフォントが市販・配布されております。
この方法も普通のテキストエディタで簡単に記述出来るのですが、旧型機種への配慮があるのか、国内のiモードサイトでの利用は殆ど無いようです。
- 絵文字を直接記述する
- 普通のテキストエディタでは絵文字を記述出来ないためか、iモードサイトではこの方法は余り利用されていないようですが、iモード絵文字を文字コードに合わせた外字として登録しておく事で入力出来る場合もあります。
- ウィンドウズ XPの場合には、専用の入力ツールが利用出来ます。
- また、ウィンドウズ XPの場合にはiモードシミュレータⅡを起動している間は絵文字が外字として登録されているので、このツールを起動させた状態で絵文字を直接テキストに記述する事も出来ます。
エヌ・ティ・ティ・ドコモでは絵文字は直接記述する事を推奨しており、シフトJISコードでの数値文字参照での記述は非推奨としております。
- 実際、iモードブラウザ 2.0 (平成21年 5月以降発売の一部機種)ではシフトJISコードでの数値文字参照は非対応となりました。(平成21年 7月31日)
このため、絵文字の記述にはユニコードの数値文字参照で記述するか、直接記述する事が望ましいと考えられます。
- 尚、海外端末では展開している国に依り利用される文字コードがまちまちのため、日本語文字環境を前提としたシフトJISコードでの数値文字参照や絵文字の直接記述は利用出来ません。このため、海外端末には必ずユニコードでの数値文字参照で記述する事となります。
- PCのブラウザは数値文字参照での文字コードは常にユニコードでのものとして扱うため、シフトJISコードでの数値文字参照では対応するフォントをインストールしている状態であっても文字化けする事になります。
iモードの絵文字に関する附録。
iモードで使える絵文字をユニコード順に排列したiモード絵文字一覧表(GIF画像・25.4キロバイト)をご用意しましたのでご覧下さい。
- 旧型端末(ムーヴァで言えば503iシリーズ以前)ではユニコードの数値文字参照での記述は無効になりますが、ユニコードでの記述なら拡張絵文字も普通のテキストエディタで記述する事が出来ます。
- 尚、この絵文字に用いた画像は拙作しらぎくモバイルシステム VI及び新しらぎく掲示板用に用意した画像を元にしております。このため、一部実機と大幅に異なる画像もあります。
EZウェブの絵文字。(平成19年 7月 8日)
EZウェブで利用出来る絵文字。
EZウェブの絵文字は元々はオープンウェーヴ社が用意した175種の絵文字のみでしたが、KDDIに依る拡張が行われ、現在では最大647種類の絵文字が利用出来るようになりました。
絵文字は元々端末にアイコンとして組み込まれたものですが、表示出来ない絵文字であっても端末側のサーヴァから代用となる画像が送られる事で表示出来る場合があります。
- 尚、全てのEZウェブ端末で利用出来る絵文字はそのうちの647種類中353種となっております。旧型端末では端末に実装されていないアイコンのうち353種に含まれるもののみが端末側サーヴァから送られる画像で対応する事となります。
- また、海外のオープンウェーヴ社のモバイルブラウザ搭載端末では、やはり175個の絵文字のみの対応となります。
EZウェブで絵文字を表示させるには。(平成19年 7月 8日)
EZウェブで絵文字を表示させるには、以下の二つの方法があります。
- iモード絵文字を記述する (平成19年 7月 8日)
- 端末側のサーヴァでiモード絵文字を対応するEZウェブ向けの絵文字に変換してくれます。
- この機能はiモードコンテンツの閲覧に対応するためのものだそうです。
但し、この方法では対応する絵文字が無い場合に完全な変換が出来ない場合もあります。
また、言うまでもありませんがEZウェブ固有の絵文字はこの方法では対応出来ません。
また、ユニコードの数値文字参照で記述された絵文字は取扱う事が出来ません。(平成19年 7月 8日)
- <img>要素で記述する (平成19年 7月 7日)
- XHTML モバイル・プロファイルとしては非公式の属性となりますが、localsrc属性で絵文字番号を指定すると、対応する絵文字が表示出来ます。
基本的にEZウェブ端末では、
- localsrc属性で指定された絵文字が表示可能ならそれを表示
- localsrc属性で指定された絵文字が表示出来ない場合には、src属性で指定された画像を表示
- いずれもダメならalt属性に記述された代替テキストを表示
と言うようにしております。
- この事は、EZウェブ以外には画像をsrc属性で記述する事で、EZウェブ向け絵文字を全キャリアに適用できる事を意味します。勿論、localsrc属性は非公式の属性のため、対応していない端末では無効になって先ずsrc属性が評価されます。
但し、正規の属性では無いため、WAP フォーラムの文書型宣言ではDTD違反となります。
絵文字を記述する場合には、文書型宣言として以下のオープンウェーヴ社が定めているものを使って下さい。
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//OPENWAVE//DTD XHTML Mobile 1.0//EN" "http://www.openwave.com/dtd/xhtml-mobile10.dtd">
ソフトバンクの絵文字。(平成21年 7月31日)
ソフトバンクで利用出来る絵文字。
ソフトバンクの場合(iPhoneを除く)、合計482種類の絵文字が使えます。
これらの絵文字は通常の文字とは別に六つの絵文字コード表に割り当てられており、必要に応じて絵文字コード表を切り替えて呼び出す形となります。
ソフトバンクで絵文字を表示させるには。
ソフトバンクの場合、かつて存在していた旧型機(いわゆる2G)では用いられたバイナリ埋め込みを用いておりましたが、現行機種では、ユニコードの数値文字参照で記述するのが正式となります。
- 勿論、旧来のバイナリ埋め込みで書いたものも、端末側のサーヴァでの変換で対応します。
- 尚、ユニコードですので、UTF-8でエンコードされた文書なら、直接記述も可能です。
ウィルコムの絵文字。(平成19年 8月 5日 更新)
ウィルコムで利用出来る絵文字。(平成19年 7月28日 更新)
ウィルコムではH"リンク以来の163種類の絵文字を用意しております。
現行のPHS端末も、これらの絵文字が利用出来ます。
また、エアーエッジフォン以降のウィルコムPHS端末にはウィルコム向け絵文字とは別にiモード向け絵文字もWeb用絵文字として実装されております。(ウィルコムとしては非公式ですが)
- 但し、シャープ製のスマートフォンには絵文字はありません。
iモード向け絵文字は基本・拡張ともiモードと全く同一の文字コードで実装されており、iモードと完全に互換性を保っております。
- 尚、ウィルコム公式の絵文字とiモード向けの絵文字はそれぞれ全く異なる文字コードが当てられているため、衝突の心配はありません。
ウィルコムで絵文字を表示させるには。(平成19年 8月 5日 更新)
ウィルコム向け絵文字もiモード向け絵文字(Web用絵文字)も、文字コードが違うだけでiモード絵文字の記述方法と全く同じです。
すなわち、ウィルコム向け絵文字もiモード向け絵文字も
- シフトJISコードの数値文字参照
- ユニコードの数値文字参照
- 該当する文字を直接記述する(対応しているエディタが必要)
のいずれかで記述が出来ます。
- 但し、ユニコードの数値文字参照は一部機種で表示出来ない場合があります。(平成19年 8月 5日)
尚、ウィルコム向けの絵文字のコードに関して、シフトJISコードのみが公開されておりますが、ウィンドウズでのシフトJISコード⇔ユニコード間の対応関係を用いる事で対応するユニコードを求める事が可能です。
すなわち、シフトJISコードでの0xf040がユニコードでの0xe000に対応し、以後 1ずつ双方のコードが上がります(シフトJISコードには0x7fや0xffなどオクテットとして使えない値があり、これらの値は飛ばされます)。
イー・モバイルの絵文字。(平成20年 5月14日 更新)
イー・モバイルの従来型携帯電話(型番がHで始まる機種)には、iモードの絵文字を拡張したものが搭載されております。
- 但し、エヌ・ティ・ティ・ドコモ社が公開していないiモード絵文字には対応しておりません。また、スマートフォン(型番がSで始まる機種)は、ウェブブラウザでの絵文字表示には対応しておりません。
- 内容は新たに追加されているものを除いてiモードの絵文字と同じものですが、絵柄は独自のものとなっております。
実際の記述にはユニコード十六進数の数値文字参照が使えます。
絵文字を使う上で注意したい事。
キャリア間で、キャリア内でも絵文字に大きな違いがあります。
キャリアごとに絵文字の種類や記述方法が決まっており、完全に全キャリアで互換性を保つ事は不可能です。
また同一キャリアであっても、旧型機では表示出来ない絵文字もあります。
- 現在では絵文字の制限がある旧型機でのアクセスは殆ど無いでしょうが、そう言った点も忘れないでおく事は良い事でしょう。