azimuthプロパティ。

音声出力環境向けCSSに於ける当該要素発声者の左右方向・azimuthプロパティに関する解説です。

azimuthプロパティとは。

azimuthプロパティは、音声出力に於ける当該要素発声者の左右方向です。

ユーザエージェントがいわゆるステレオサウンドや三次元オーディオに対応している場合、方向の表現が可能になります。

このような環境では、例えば、左から甲氏が発音して、右から乙嬢が発音するなどと言った表現が効果的な場合があります。

そのような方向を表現するためのプロパティがazimuthプロパティとなります。

  • 三次元オーディオの場合は、更に上下方向も表現可能であり、これはelevationプロパティで指定可能です。

azimuthプロパティの扱い。

azimuthプロパティの書式。

azimuthプロパティの書式は、以下のようになります。

azimuth:

値としては、以下のものが取れます。

inherit
一番近い上位要素で指定された値を継承します。
角度
単位は「deg」です。

値としては-360degから360degの間とされております。

  • 0degが真正面
  • 90degが右
  • 180degが真後ろ
  • 270degまたは-90degが左

と言うように、真正面から時計回りに角度を指定します。

leftwards
現在の角度から20度左に。つまり、現在値から20deg引かれた値です。

但し、この計算は現在の角度がどうであれ常に実行されるため、現在値が真後ろの場合には左右が入れ替わってしまう事があります。

このため、仕様でも20度逆時計方向に移すとするのがより厳密であるとされております。

rightwards
現在の角度から20度右に。つまり、現在値から20deg加えられた値です。

但し、この計算は現在の角度がどうであれ常に実行されるため、現在値が真後ろの場合には左右が入れ替わってしまう事があります。

このため、仕様でも20度時計方向に移すとするのがより厳密であるとされております。

キーワード
その他にも角度を表すキーワードがあります(後述)。

azimuthプロパティで使えるキーワード。

azimuthプロパティで使えるキーワードとしては、以下のものが取れます。

尚、azimuthプロパティのデフォルト値centerです。

azimuthプロパティに関する注意事項。

azimuthプロパティの仕様上の注意。

単純なステレオスピーカでは後ろ側の音を再現するのが困難な場合があります。

このような環境で後ろ方向が指定されている場合、仕様では前方向と見なすと良いとされております。

azimuthプロパティの実装上の注意。

視覚系のユーザエージェントでは意味が無いプロパティのため、視覚系ユーザエージェントで実装しているものは今のところ無いようです。

WAP 2.0での注意事項。

WAP 2.0では、azimuthプロパティは定義されておりません

関連項目。


しらぎくのウェブサイト作成入門サイトマップ