font-size-adjustプロパティ。

CSSに於いて、複数フォント間でのフォントサイズを補正するための縦幅比であるfont-size-adjustプロパティに関する解説です。

font-size-adjustプロパティとは。

font-size-adjustプロパティは、複数フォント間でのフォントサイズを補正するための縦幅比です。

font-size-adjustプロパティの値となる縦幅比とは。

font-size-adjustプロパティの値となる縦幅比とは、

  • 小文字「x」の高さ/フォントサイズ

で表される数値の事です。

ラテン文字のフォントでは、この値がフォントに依って異なります。

そして、複数のフォントを用いているラテン文字の文章では、フォントサイズを合わせるより、小文字の大きさを揃えた方が読み易くなります。

  • 大文字より小文字の方が出てくる頻度が高いからです。
  • また、小文字もいろいろな大きさがありますが、「x」の高さと同じ文字が一番多いので、この文字を基準にするのが一番綺麗に揃う事になります。

この目的のためのプロパティとしてfont-size-adjustプロパティがあります。

font-size-adjustプロパティの扱い。

font-size-adjustプロパティの書式。

font-size-adjustプロパティの書式は、以下のようになります。

font-size-adjust:

値としては、以下のものが取れます。

inherit
一番近い上位要素で指定された値を継承します。
none
値の補正を行いません。
縦幅比
最初に選択したフォントの縦幅比を実数で与えます。

この値を指定された場合、最初に選択したフォントが使えないときに別のフォントを使う際に、以下の公式でフォントサイズの補正が行われます。

  • 使用するフォントサイズ=font-sizeプロパティ値×font-size-adjustプロパティの値÷使用するフォントの縦幅比

font-size-adjustプロパティの記述例。

例えば、<em>要素ではフォントサイズはそのまま、縦幅比58%で指定する場合は、

em {
    font-size: 100%;
    font-size-adjust: .58;
    }

と記述します。

この場合、代わりに縦幅比46%のフォントを利用しなければならなくなった際には、フォントサイズを

  • 100%×58%÷46%=1.0×0.58÷0.46=1.26=126%

に補正される事になります。

font-size-adjustプロパティに関する注意事項。

font-size-adjustプロパティの仕様上の注意。

font-size-adjustプロパティは廃止されます

font-size-adjustプロパティは現在策定中のCSS第二水準第一改訂版(CSS 2.1)では廃止される事となっております。

font-size-adjustプロパティとfont-sizeプロパティの関係。

font-sizeプロパティの下位要素へ継承される値は、font-size-adjustプロパティを用いて補正される前の値となります。

font-size-adjustプロパティの実装上の注意。

現在のところ、実装しているユーザエージェントは殆ど無いようです。

  • 現行のもじら系ブラウザ(ファイヤーフォックスなど)ではサポートされております。

WAP 2.0での注意事項。

WAP 2.0では、font-size-adjustプロパティは定義されておりません

関連項目。


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