font-variantプロパティ。

CSSに於ける当該要素内の小文字の取扱い方法・font-variantプロパティに関する解説です。

font-variantプロパティとは。

font-variantプロパティは、当該要素内の小文字の取扱い方法です。

ラテン文字では、小文字の代わりに小さな大文字(スモールキャピタル)で表示させる事があります。

  • 例えば、「Marguerite Site」の代わりに「MARGUERITE SITE」と各単語の頭の「M」「S」以外の文字を小さな大文字で表示させる事があります。

そして、スモールキャピタルと普通の小文字の両方のフォントを用意している場合があり、それらの中からの選択を指定するプロパティがfont-variantプロパティです。

  • 音声出力のユーザエージェントでは、大文字だけで書かれた単語を何かの略語と誤認して粒読みにしてしまうものがあるそうで、そのようなトラブルを回避するためにスタイルシートで表示を規定するのがこのプロパティの目的です。
  • 実際には、小文字とスモールキャピタルと言う概念の無い文字もあり、そのような文字の場合にはこのプロパティは意味がありません。

font-variantプロパティの扱い。

font-variantプロパティの書式。

font-variantプロパティの書式は、以下のようになります。

font-variant:

値としては、以下のものが取れます。

inherit
一番近い上位要素で指定された取扱いを継承します。
normal
小文字には普通の小文字フォントを用います(デフォルト)。
small-caps
小文字にはスモールキャピタル、すなわち大文字を小さくしたようなフォントを用います。スモールキャピタルのフォントが無い場合は、大文字を小さく表示させる事で代用する事が望まれますが、それもダメな場合には全部同じ大きさの大文字で表示させても構わない事になっております。

font-variantプロパティの記述例。

例えば、英語文書での<em>要素にスモールキャピタルを指定する場合は、

em:lang(en) {
    font-variant: small-caps;
    }

と記述します。

font-variantプロパティに関する注意事項。

font-variantプロパティの実装上の注意。

ネットスケープ 4.xでの注意事項。

ネットスケープ 4.xでは、font-variantプロパティは使えません。

日本語フォントの場合。

日本語フォントではfont-variantプロパティは意味が無いとされておりますが、現行のユーザエージェントでは全角英字, ギリシャ文字及びスラヴ文字でも効果があるようです。

WAP 2.0での注意事項。

WAP 2.0では、font-variantプロパティは必須ですが、オープンウェーヴ社のWAP 2.0 ウェブブラウザには実装されておりません

関連項目。


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