ブロックレヴェル単位での引用文である<blockquote>要素についての解説です。
<blockquote>要素とは、ブロックレヴェル単位での引用文です。
引用元がウェブ文書ならば、引用元のソースから引用したい箇所をブロックレヴェル要素ごとコピーしてきて、それを<blockquote>要素としてマークアップすると言うのが最も簡単なやり方でしょう。
しかしながら、正しくマークアップされていない文書も決して少なくなく、そのような場合にはユーザエージェントの表示画面からコピーしてきて適切に再マークアップしたものを<blockquote>要素として明示する事になるでしょう。
<blockquote>要素は、以下の文書型で利用出来ます。
<blockquote>要素はテキストモジュールに属します。
<blockquote>要素はブロックレヴェル要素です。
<blockquote>要素の内容はブロックレヴェル要素及び<script>要素に限られます。
<blockquote>要素には、以下の属性が定められております。
著作権法では引用は著作権者に無断で行う事が出来ます。
そのためには、引用元を明示しなければなりません。
このため、HTML 4.01以降ではcite属性が定義され、これにより、WWW上の文書やISBNコードを附与されている書籍(この場合、urn:isbn:スキーム名に続けてISBNコードを記述する)については、cite属性で明示出来るようになりました。
しかしながら、ISBNコードが附与されていない例えば新聞, 雑誌, 同人誌或いは口頭での発言などはcite属性では明示出来ません。
こう言ったURIの無い文書は、title属性で明示すると良いとされております。
強調は引用者に依る」など)を記述する事も考えられます。特にcite属性で引用元が提示出来る場合にはそのような使い方でも全く問題ありません。ただ、cite属性やtitle属性に対応していないユーザエージェントもある事を考えると、<blockquote>要素外でも「以下、<cite>○○</cite>からの引用です」等と明示した方が良いと思います。
○○(引用元)には<cite>要素としてマークアップしておくと良いでしょう。
<blockquote>要素を余白を取る要素
と解説している書籍やサイトが多いですが、これは間違いです。
確かに、多くの視覚系ユーザエージェントでは<blockquote>要素は上下左右に余白を取る事で表現しておりますが、そのような表現が規定されている訳ではありません。
実際、英語圏では引用には斜体表示も良く使われますし、電子メールや掲示板などのように各行の先頭に「>」を付ける事で引用と明示するようにしても良いのです。
特に、音声ブラウザでは<blockquote>要素に入る際に引用だと分かるように「以下引用です」と出力させたいでしょう。
ですが、それが自由に出来ない程に<blockquote>要素の誤用が蔓延ってしまっているのです。
実際、HTML 4.01 仕様書にはこんな事が書かれております。
Note. We recommend that style sheet implementations provide a mechanism for inserting quotation marks before and after a quotation delimited by BLOCKQUOTE in a manner appropriate to the current language context and the degree of nesting of quotations.
However, as some authors have used BLOCKQUOTE merely as a mechanism to indent text, in order to preserve the intention of the authors, user agents should not insert quotation marks in the default style.
The usage of BLOCKQUOTE to indent text is deprecated in favor of style sheets.
すなわち、
註:私たちは<blockquote>要素となっている引用範囲の前後に、言語習慣や入れ子の深さに応じた引用符を挿入するようスタイルシートに実装する事を求めます。
しかしながら、一部のウェブ制作者が<blockquote>要素を余白取りに用いており、そのような制作者の意向を守るべく、ユーザエージェントはデフォルトスタイルでは引用符を付けないようにして下さい。
<blockquote>要素を余白取りの為に用いるのは止めて下さい。代わりにスタイルシートを用いましょう。
このような事が続かないよう、余白取りには<blockquote>要素タグを用いるのはやめましょう。
ISO-HTMLにおいては、<h○>要素は<blockquote>要素の中には入れられないと言う制約があります。
このため、見出しを含めて引用する場合は、<dl>要素でマークアップして、見出し部分を<dt>要素、その他の部分を<dd>要素に見立ててマークアップするようにすれば良いでしょう。
<blockquote xml:lang="en-us" lang="en-us" cite="http://www.w3.org/TR/html401/struct/text.html#h-9.2.2"><p>However, as some authors have used BLOCKQUOTE merelyas a mechanism to indent text,in order to preserve the intention of the authors,user agents should not insert quotation marksin the default style.</p></blockquote>