この記事はHTML 4/XHTML 1での<del>要素についての解説記事です。
HTML 5での<del>要素に関する解説記事は、HTML 5 リファレンス内のHTML 5での<del>要素をご覧ください。
削除・抹消された箇所である<del>要素についての解説です。
<del>要素に関する注意事項 (平成19年 2月 1日 更新)
<del>要素は<s>要素/<strike>要素ではありません (平成19年 2月 1日 更新)
<del>要素とは、削除・抹消された箇所です。
<del>要素は、以下の文書型で利用出来ます。
<del>要素は編集モジュールに属します。
<del>要素はネットスケープ 4.x以前などの旧式ユーザエージェントでは認識されない場合があります。
<del>要素はインライン要素でもあり、ブロックレヴェル要素でもあります。
ISO-HTMLでは<del>要素の内容はインライン要素に限られます。
<del>要素には、以下の属性が定められております。
<del>要素で使える共通属性には
があります。
cite属性は削除・抹消の根拠となった文書のURIを明示します。
title="詳細は『○○○○』を参照されたし。" など)。datetime属性は削除・抹消を行った日時をISO-8601形式で記述します。
例えば、日本時間の平成21年 9月28日13時21分51秒に抹消した場合は、
datetime="2009-09-28T13:21:51+09:00"と記述します。
上述の通り、<del>要素はブロックレヴェル要素にもインライン要素にもなります。
しかしながら、<del>要素が後から削除・抹消されたものである事を考えると、<body>要素直下の<del>要素には、直下は全てブロックレヴェル要素となっている筈です。
間違い無いやり方としては、適切なマークアップを完了してから<del>要素で削除・抹消の処理を行なう事です。
<s>要素や<strike>要素と違って、抹消線を引く事で削除・抹消を知らせなければいけない訳ではありません。
全く表示しないと言うスタイルも取れると言う意見さえあります。
ですから、抹消線を引く事だけを目的に<del>要素を使う事は間違いとなります。
例えば、トランジッショナルなHTMLとして、以下のようなマークアップが行われていたとします。
<p>あんないい球空振りしちゃって…あんな<s>ヘボ</s>選手に一億円も出すなよ。</p>
このとき、<s>要素となっているヘボ
と言う文字は、文脈から後で削除したと言うより却って人目を惹かせるためにわざわざ抹消線を引いていると考えられます。
人目を惹かせるのが目的であるなら、それは削除・抹消ではありませんよね。
寧ろ強調表現の一種とさえ言えます。
つまり、このHTMLをストリクトなHTMLにしたいからと言って、ここでの<s>要素を<del>要素に置き換えてマークアップするのは間違いとなり、<em>要素とするのが正しいと言えます。
そこで、次のようにマークアップして、CSSで抹消線を引かせると良いでしょう。
<p>あんないい球空振りしちゃって…あんな<em class="intention">ヘボ</em>選手に一億円も出すなよ。</p>
class="intention"属性を与える事で、本音と言う意図を示しております。参考までに、このときのCSSは以下のようになるでしょう。
em.intention {font-style: normal;font-weight: normal;text-decoration: line-through;}
ネットスケープ 4.xなど、旧式のユーザエージェントの中には<del>要素を認識しないものもあります。
全ての<del>要素に対して行う必要もないと思いますが、削除しておかないと生命や財産に拘り兼ねないような重要な削除については、<del>要素で抹消したその直後に「(この項は削除)」「(○年○月○日削除)」などの表示を追記しておくと良いでしょう。
以下削除」「削除ここまで」などと付けておくのも良いでしょう。尚、本当に削除しておかないと拙い場合は、本当にソースから当該テキストを削除してしまうのが一番安全でしょう。
<p><del title="『あさひ』は平成14年12月 1日に廃止され『とき』になりました。">大宮から新潟には上越新幹線『あさひ』が便利です。</del>(この項は削除)</p>