<strong>要素(重要性を強調したテキスト)。
- この記事はHTML 5での<strong>要素についての解説記事です。
HTML 4/XHTML 1での<strong>要素に関する解説記事は、HTML 4/XHTML 1 リファレンス内のHTML 4/XHTML 1での<strong>要素をご覧ください。
HTML 5 に於ける、重要性を強調したテキストとなる<strong>要素について解説します。
<strong>要素の詳細。
HTML 5 に於ける<strong>要素は、重要性を強調したテキストとなります。
- HTML 4/XHTML 1 では、<strong>要素は強い強調と定義されておりましたが、HTML 5 では定義が変更されました。
<em>要素に依る強調と違い、<strong>要素は文章のニュアンスを変える事はありません。
また、入れ子にする事で、重要度を更に高める事も出来ます。
<strong>要素の例。
<p>車が来ない事を確かめて、<strong>横断歩道</strong>を渡りましょう。</p><p><strong>降りたバスの前や後ろの横断は、<strong>非常に危険</strong>ですのでやめましょう。</strong></p>
一行目は
と言う語句が重要である事を示すため、その箇所を<strong>要素としております。横断歩道
二行目は降りたバスの前後を横断する事の危険性が重要である事を強調するため、文章全体を<strong>要素としており、更に
と言う語句が特に重要である事を示すため、その箇所を更に<strong>要素として都合二重の<strong>要素としております。非常に危険
注意事項。
重要でない語句の強調。
HTML 5 に於いて、<strong>要素は、重要性を強調するためのものとされており、
- 文章のニュアンスを変えるような強調
- 或いは発音のうえでの強調
に用いるのは適切ではありません。
これらのためには、<em>要素を用いるのが順当です。
"強い強調"のマークアップ。
HTML 4/XHTML 1 では、<strong>要素は強い強調と定義されておりました。
しかし、HTML 5 では、<strong>要素は重要性を強調したテキストと定義が変わりました。
当然、従来の<strong>要素をそのまま HTML 5 での<strong>要素のままにすると言う訳にも行きません。
HTML 5 では、重要性のない強調は<em>要素と定義しており、また<em>要素を入れ子にする事で、強調の度合いを深める事が出来るとしております。
このため、HTML 5 で強い強調を実現したいのであれば、二重に<em>要素とすれば良い訳です。
<strong>要素をスタイル設定のために用いないでください。
<strong>要素のデフォルトスタイルは、多くのグラフィカルなユーザエージェントでは太字となっております。
だからと言って、太字にしたいと言うだけで<strong>要素とするのは適切ではありません。
- 文章中で定義が説明されている語句であれば<dfn>要素(※定義が説明されていない専門用語には用いてはならない)
- 作品などの題名であれば<cite>要素
- 語句単位での引用であれば<q>要素
- 数式やコンピュータ言語での変数であれば<var>要素
と言うように、語句に依ってはより適切であろう要素も定義されておりますので、それらに当て嵌まるか否かも検討しましょう。
また、重要性を強調したテキストではないのに、CSSでのスタイル変更(文字の色などの変更)のために<strong>要素を用いるのも正しくありません。
HTML 4/XHTML 1との違い。
HTML 5 に於けるHTML 4/XHTML 1での<strong>要素との相違点は、以下の通りです。
- 定義が強い強調から重要性なテキストに変更されました。
- 入れ子にする事で重要度を深めると言う概念が追加されました。